リヨン・サンテグジュペリ空港駅

設計:サンティアゴ・カラトラバ(1994年)
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リヨン郊外のサンテグジュペリ空港に接続する鉄道駅。カラトラバの建築はビルバオ空港に次ぐ2作品目の訪問。
空港に隣接するだけに周囲に何も構造物がない開けた場所に、鳥が翼を大きく広げたようなカラトラバ独特のダイナミックな構造フォルム。最近ニューヨークのWTCにできた鉄道駅も含めて、カラトラバの建築はみんな同じようなデザインだけど、周辺環境との関係という視点ではこのリヨンはNYと対照的。
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左は駅正面入り口側の視点で、右は空港側からの視点。とにかくダイナミック。ちょうど夜明けと同時に訪れたので、朝日に翼のような屋根がキラキラと照らされていた。
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右の写真は鉄道駅のホーム部分。細部までよくデザインされている。ちなみに空港への接続通路も同様に徹底的なカラトラバデザイン。空港だけ違うのでその落差は激しい。
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外観もさることながら内観の壮大さがカラトラバの真骨頂。旅のワクワク感を掻き立てる。カラトラバ建築の構造体は真っ白が多くて、恐竜の骨格標本のようだけど、このリヨンの駅はスチールが黒く塗られている。どこから見ても画になる空間。