アブラクサス

設計:リカルド・ボフィル(1983年)
20140329_130641 20140329_131121.1

20140329_130533 20140329_130928
低所得者のための集合住宅。周辺はスラム化が進むエリア。
半円形プランの「劇場」と、劇場に向かい合って建つコの字型プランの「宮殿」、その2棟間の空間に建つ塔状の「アーチ」の3つの棟で構成されている。映画「未来世紀ブラジル」に登場したことでも有名。
ボフィルの特徴は、古典的なデザインモチーフを積極的に用いながらも、外壁等はプレハブパネルを用いて低コスト化するなど合理性も追求しているところ。荘厳でいて低コストという、ボフィルの特徴がわかりやすく現れた作品で本当に素晴らしかった。