シャルル・ド・ゴール空港 ターミナル1

設計:ポール・アンドリュー(1974年)


よくこれが許されたなというくらいアバンギャルドなプランニング。ドーナツ状のプランになっており、1階でチェックインを終えると、交差する空中エスカレーターを通って2階の出国カウンターに通じる。この空中エスカレーター、かなり宇宙的空間。原広司梅田スカイビルも真っ青。手荷物検査場と搭乗ゲートはこのドーナツから放射状にタコの足のように伸びた通路の先にある。
円形ゆえに拡張性は全くない。だからすごく離れたところに、同じくポール・アンドリューによる、従来の空港ぽいリニアなターミナル2がある。ターミナル2は数回訪れたことがあるけど、あのターミナル2(F)のような繊細な美しさとの対比がおもしろい。