レベッカ・ホルン展 −静かな叛乱 鴉と鯨の対話

会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
会期:2009年10月31日〜2010年2月14日
時間:10:00-18:00
休館:月曜
入館料:一般 1,200円

この秋、ドイツの現代美術家レベッカ・ホルン(1944 - )の、日本で初めての個展を開催することになりました。羽や角をまとうパフォーマンスで知られるレベッカは、二十歳代での「ドクメンタ場N」展参加以来、次々と新たな領域に挑戦する精力的な活動を通して、美術のみならず、ダンスや映画の愛好者をはじめ、多くのひとびとを魅了してきました。他者とのコミュニケーションの回復や、自然との交感を求める初期のパフォーマンスで着用した知覚の拡張装置はやがて、機械仕掛けで動く立体作品へと展開していきます。その後、滞米生活の中で着手した長編映画では、これら動く彫刻を取り込み、その意味の変容を軸とした映像世界を展開しています。また1980年代に活動の拠点を母国に移してからは、近現代史と直接向き合い、個人の体験を社会の記憶と結びつける作品は高い評価を得てきました。近年は、作曲家との協働によるインスタレーションや舞台美術、のびやかなドローイングを手がけ、その自由な創造は常に新たな関心をひきつけているのです。本展は、パフォーマンスの記録から長編映画まで、映像の代表作全てと、絵画や彫刻の近作をあわせ、それぞれのメディアを関係づけながら展開してきた活動を本格的に紹介するものです。自然や人間の様々なエネルギーの流れを、目に見えるかたちに変換していく、独自の創造の軌跡を堪能するまたとない機会となるでしょう。
東京都現代美術館MOT):http://www.mot-art-museum.jp/

みんなおもしろかったって言ってたけど、確かに面白かった。こういうメカニカルイタズラ系にはめっぽう弱い。「アナーキーのためのコンサート」のために15分待つ。他の人もただただ待つ。あっという間に終わって、みんな解散。
映像作品はみんな言ってる通り、全部観るのは到底無理。「パフォーマンス1」と「ベルリン−9つのパートからなるエクササイズ」と「ダンス・パートナー」の3つで精一杯。オンデマンドにしてくれればいいのにと少し思った。まあとにかく遠くまで来た甲斐があったという満足感。