トーロートが届く

トーロート(灯籠と?)とは
熊本の夏の風物詩のひとつ「山鹿灯籠まつり」。ここで、乙女達が頭に載せて踊る金灯籠は、構造的に「のりしろ」を使わず、和紙と糊だけを使って手作りされています。1mm以下の紙の端を45度にカットして、その小口だけで接着しているにもかかわらず、十分な強度と耐久性を兼ね備えているのです。この技術を保持する灯籠師中島清さんと日比野がつくりあげたのが、「トーロート」20種とシャンデリアです。祭礼やハレの場から、くらしの一場面へ。和紙のもたらすやさしいあかりが私たちの心を和ませることでしょう。(日比野克彦

熊本市現代美術館で開催されていた日比野克彦展「HIGO BY HIBINO」。その中の作品のひとつである、デザイン:日比野克彦、作:中島清(灯籠師)のトーロート。2月にオーダーしたそのトーロートが今日ついに届いた。