水俣メモリアル

設計:ジュセッペ・バローネ(1996年)

水俣メモリアルは、水俣病の犠牲になった人々への慰霊、水俣病の教訓を後世に伝えることを目的として、くまもとアートポリス事業の一環として磯崎新を審査委員長とするコンペが開催され、水俣病公式発見から40年目にあたる1996年に完成した。108個のステンレスボールは、水俣病の犠牲者の魂のようでもあり、不知火海の漁火のようでもあり、水俣病の原因物質である水銀のようでもある。