一級建築士に新たな試験実施 国交省見直し案

耐震データ偽造事件を受け、国土交通省は26日、現在の一級建築士に新たな試験を受けさせて合格した人だけを「新一級建築士」と認定するなど大幅な制度見直し案を明らかにした。高専、短大卒は受験資格がなくなり、大卒でも実務修習(インターン)を経なければ免許を取得できない。同省は、見直し案に沿い建築士法を改正する方針。この案は、事件の再発防止などを検討している国交相の諮問機関の部会で示された。一級建築士の資格要件を厳しくするため、約30万人いるとされる一級建築士は構造設計などの知識を問う試験に合格すれば、「新一級建築士」として認定する。合格しなければ、免許があっても、一級建築士として仕事はできない。新卒の受験資格も変更。これまで認められていた高専卒・短大卒の一級建築士受験資格を廃止し、4年制大学での履修を必要とする。資格試験に合格してもインターンを経験しなければ、免許は与えない。さらに、一定期間ごとの講習を義務付ける方向だ。また、消費者が建築士を選べるように、処分歴などを記した建築士名簿を開示し、仕事をする際は顔写真入りの免許証を提示する。構造や設備などの専門分野では、専門資格者などの制度を創設。一級建築士が業務の丸投げをすることを禁止する一方で、自らの責任で資格者に必要な業務を発注できるとしている。国交省は「多くの建築士が偽造された構造計算書を見逃しており、再発防止には抜本的な対策が必要」と話している。(毎日新聞

冗談じゃないよぉ。。。マジで。
しかし、専門学校関係者には衝撃だろう。私が去年まで非常勤講師をやっていた専門学校も、一級建築士試験受験資格取得につながることをウリにしようと、通常課程の2年プラス専攻科2年の4年体制に変えたばかりだし。。。