コレクション展「shiftー揺らぎの場」

会場:金沢21世紀美術館(石川県金沢市広坂1-2-1)
会期:2009年9月12日〜2010年4月11日
時間:10:00-18:00(金曜・土曜:10:00-20:000
休館:月曜
入館料:一般 350円

出展作家:フランシス・アリス、ゴードン・マッタ=クラーク、村山留里子、ピーター・ニューマン、須田悦弘、パトリック・トゥットフオコ、アン・ウィルソン、オラファー・エリアソン
ふとした瞬間、何かをきっかけに、見慣れているはずの風景が違った世界に見え、全く別の意味を帯び始める。このような視点や感覚の転換、移動、変異は誰でも大なり小なり経験したことがあるだろう。膨大な情報や物質が氾濫する現代の社会において、麻痺しつつある身体や感覚、既成概念の輪郭のみをなぞって通り過ぎるだけの思考。ここでもう一度立ち止まり、自身の感覚や思考を開放し、今、目の前にある世界や通り過ぎてきた過去、自らの身体感覚のゆらぎや変化、新たな認識や知覚に身を任せてみたらどうだろう。本展で紹介する作品は、そういった視点の移動、感覚の変化、価値観の転換を我々に促し、働きかける。ガラスに囲まれた空間の内と外が緩やかに連続する中、日常と非日常が多層的に混在し関係しあう当館の建築的特徴を意識しつつ、5周年を迎える本年のコレクション展では、「shiftー揺らぎの場」をキーワードに、「私」を含む様々な物事を繋ぎとめる境界の揺らぎを探る。
金沢21世紀美術館http://www.kanazawa21.jp/

エリアを横断してフランシス・アリスの作品が散りばめられていた。須田さん、相変わらず。