興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」

会場:東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
会期:2009年3月31日〜2009年6月7日
時間:9:30-18:00(金曜・土曜・日曜・祝日:9:30-20:00)(5月29日からは連日20:00まで開館)
休館:月曜
入場料:一般 1,500円

奈良・興福寺の中金堂再建事業の一環として計画されたこの展覧会では、天平伽藍(てんぴょうがらん)の復興を目指す興福寺の貴重な文化財の中から、阿修羅像(あしゅらぞう)をはじめとする八部衆像(国宝)、十大弟子像(国宝)、中金堂基壇から発見された1400点をこえる鎮壇具(国宝)や、再建される中金堂に安置される薬王・薬上菩薩立像(重要文化財)、四天王立像(重要文化財)など、約70件を展示いたします。特に、八部衆像(8体)と十大弟子像(現存6体)の全14体が揃って寺外で公開されるのは、史上初めてのことです。阿修羅像は天平6年(734)、光明皇后(こうみょうこうごう)が母橘三千代(たちばなのみちよ))の1周忌供養の菩提を弔うために造像して以来、戦乱や大火など幾つもの災難を乗り越えてきました。1300年の時を超えて大切に守り伝えられた、日本の文化といにしえの人々の心に触れる機会となれば幸いです。また、橘夫人(たちばなぶにん)の念持仏(ねんじぶつ)と伝えられる阿弥陀三尊像(国宝、奈良・法隆寺蔵)も特別出品いたします。
東京国立博物館(TNM):http://www.tnm.go.jp/jp/

さすが既に50万人を超える来場者数を記録しているだけあって、満員電車のような混み具合だったけど、阿修羅さまはしかと拝むことができた。しかも全周囲から。
阿修羅以外の八部衆像や、十大弟子像も観ることができた。八部衆像は活き活きとしているのに対し、十大弟子像はやせ細った身体と憂いに満ちた表情で対照的だった。