芸術の秋

いま、東京都の人と仕事をしていて、chanoaji先生よかったらどうぞ。と先日いろいろな展覧会の招待券をもらった。

フィラデルフィア美術館展は作品集ももらった(!)。鈴木理策展はおもしろそうなので行ってみたかったけどすでに終了で残念。時間があれば他のに行ってみよう。

鈴木理策 「熊野 雪 桜」(終了)
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3)
会期:2007年9月1日〜2007年10月21日

東松照明 「Tokyo曼陀羅
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3)
会期:2007年10月27日〜2007年12月16日
時間:10:00-18:00(木曜・金曜10:00-20:00)
休館:月曜

東松照明は1950年代から今日に至るまで、さまざまな作品シリーズを発表し続け、名古屋、東京、沖縄、千葉、長崎と拠点を変えながらつねに日本の写真表現を切り開いてきた、戦後を代表する写真家です。本展「Tokyo曼陀羅」は、「長崎マンダラ」(長崎県立美術博物館・2000年)、「沖縄マンダラ」(浦添市美術館・2002年)、「京まんだら」(京都国立近代美術館・2003年)、「愛知曼陀羅」(愛知県美術館・2006年)と、撮影拠点をキーワードに個別のテーマ性や時代性を解体して再構成する「曼陀羅」シリーズの最後に位置するものとなります。作品としては、20代から60代まで、東京を拠点として千葉、神奈川など関東一円で撮影された作品「占領」、「アスファルト」、「I am a King」や「新宿」、「プラスチックス」、「インターフェイス」など、東松の写真世界を代表する著名なシリーズに加えて、同時期、やはり東京を拠点に各地での取材撮影でとらえた「恐山」や「桜」など重要なシリーズも展示いたします。また、今回あらたにネガにまで遡って選び出された未発表作品を含め、当館のコレクションと新たにインクジェット・プリントで制作したものを合わせ、約300点で構成。それらの作品からは、日本を見つめ、日常と一体となりながら写真との関係性を表現し続ける写真家・東松照明のまなざしの原点と現在が浮かび上がるに違いありません。ぜひ、この機会にご鑑賞ください。
http://www.syabi.com/

フィラデルフィア美術館展 ―印象派と20世紀の美術
会場:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)
会期:2007年10月10日〜2007年12月24日
時間:9:00-17:00
休館:月曜

アメリカ独立宣言の地にそびえ立つ、フィラデルフィア美術館。1876年、独立100周年を記念して開催されたアメリカ初となる万国博覧会に、130年を超える美術館の歴史ははじまりました。アメリカ未曾有の繁栄を享受し、近現代美術の収集に情熱を注いだ多くの個人コレクターの寄贈により、現在では中世、ルネサンスから現代絵画に至る約25万点の所蔵品を誇るアメリカ屈指の美術館として知られています。特にヨーロッパ、アメリカの近現代美術は、質量ともに充実したコレクションとして世界の美術ファンを魅了しています。本展では、19世紀のコロー、クールベにはじまり、印象派を代表するモネ、ルノワールゴッホセザンヌを経て、20世紀のピカソカンディンスキーマティスデュシャンシャガール、ミロ、マグリットにいたるヨーロッパ絵画の巨匠たち、さらにホーマー、オキーフワイエスなどのアメリカ人画家を加えた47作家の名作77作品を一堂に展示、最も多彩でダイナミックな展開をみせた19世紀後半から20世紀の西洋美術史の流れを辿ります。またとない規模で一堂に展観する傑作の数々をどうぞお見逃しなく。
http://www.tobikan.jp/

世界を魅了したティファニー 1837-2007
会場:東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9)
会期:2007年10月6日〜2007年12月16日
時間:10:00-18:00
休館:第2・第4水曜

朝香宮邸を美術館とした庭園美術館は、その室内空間を活かし工芸、宝飾など数多くの装飾美術の展覧会を開催してきました。現代風の装いの美術館とは異なり、アール・デコ様式の優雅な室内は、装飾美術の魅力を一層引き立て、ほかでは得がたい独特の鑑賞空間を創り出します。 今回はアメリカの宝飾界を代表するティファニーの特にジュエリーを紹介する展覧会です。ティファニーは1837年、創立者チャールズ・ルイス・ティファニーにより、贈答品や高級雑貨などを扱う店としてニューヨークでスタートしました。その後、優れた着想を持つ創立者の指揮のもと、19世紀後半から20世紀にかけて開催された万国博覧会への出品に力を注ぎ、グランプリをはじめ数多くの賞を獲得し国際的な評価を得ることとなります。万博という世界の舞台を飾ったジュエリーは、ティファニーの生え抜きのチーフ・デザイナー、ポールディング・ファーンハム、ステンドグラス作家としても活躍した後継者のルイス・コンフォート・ティファニーをはじめとする優秀で個性的なデザイナーたちの作品でした。伝統を誇るヨーロッパ宝飾の影響を受けた時代を経て、ティファニーアメリカの素材、デザイン、技術を結集し、ティファニー独自の洗練されたジュエリーを創り出したのです。それはアメリカのジュエリーの歴史そのものといえるでしょう。近年ではジーン・シュランバーゼー、エルサ・ペレッティやパロマピカソ、建築家フランク・ゲーリーなどをジュエリー・デザイナーとして迎え、話題を集めています。1961年、オードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」の舞台となったことはその名を世界的なものとし、今日まで日本においても常に人々の心を惹きつけています。またティファニーは銀器、高級雑貨でも知られていますが、本展はジュエリー、装身具に焦点をあてた日本で初めての展覧会となります。特にティファニー・ダイヤモンドをセットしたブローチ《バード・オン・ア・ロック》や、銀器の技術を活かして制作された日本趣味の装身具などが日本の鑑賞者の目を楽しませることでしょう。本展覧会は2006年ロンドン、ギルバート・コレクションでの開催を皮切りとする世界巡回展です。ティファニー・アンド・カンパニー・アーカイブの全面的協力を得て、その創立から170年間の輝ける歴史とデザインの変遷を約200点のジュエリーにより紹介いたします。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/