渋谷慶一郎+池上高志 filmachine(フィルマシン)

会場:山口情報芸術センターYCAM) スタジオB
会期:2006年8月9日〜2006年10月9日(火曜休館)
時間:12:00-20:00
入場料:無料
マッピングサウンドインスタレーション
マッピングサウンドインスタレーションとは、YCAMのスタジオB[→filmachine (フィルマシン) ]および館内公共空間全体[→autonomic sound sphere (オートノミック・サウンド・スフィア) ]を表現の支持体として、その場所性を生かしたサウンドデザインを、それぞれの空間に設置 (マッピング) するプロジェクトです。メインアーティストに、音楽家渋谷慶一郎氏と東京大学助教授の池上高志氏を迎え、新作サウンドインスタレーション「filmachine(フィルマシン)」を発表するほか、YCAM大学間コンソーシアム「公共空間とサウンド”autonomic sound sphere(オートノミック・サウンド・スフィア)- 自鳴する空間”」のプロジェクトを監修。サウンドによって、人間の聴覚や知覚と場 (トポス) の意味を、アーティストと観客が探求していく試みとなります。
"filmachine"(新作サウンドインスタレーション)
サウンドアーティスト、作曲家の渋谷慶一郎複雑系科学研究者の池上高志、両氏のコラボレーションによる新作。彼らが提唱する複雑系科学を応用した新しい音楽構成理論「第三項音楽」に基づいて緻密に作り上げられたコンピュータサウンドによる立体音響インスタレーションです。直径約7.5m、高さ約5mの円柱状に均等につり下げられた一周8個3層から成る24個のスピーカー群と、そこから再生されるサウンドを完全制御する立体音響システムHuron(ヒューロン)、db(デシベル)データによって点滅するLED照明、それらを様々な高さや位置で体験するために、不均等に組み立てられた床面の箱の集積から構成されています。観客は、作品空間に入ると、通常の安定した知覚をアンジュレーションのある床によって取り払われ、局在的に動くサウンドが生み出す新しい空間性と移動感覚に耳を奪われながら、作品空間内を自由に動いて体験することができます。

なんかおもしろそうです。
MAPPING SOUND INSTALLATION : http://msi.ycam.jp/
山口情報芸術センターYCAM) : http://www.ycam.jp/