いけばな-427

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色彩盛花様式本位 玉シダ

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玉シダの様式の挿法をおさらい。
七宝は三つ付きの中央が水盤の中心線上を通るように配置する。玉シダの様式は基本的に直立型だが、通常の直立型のように主枝が水盤奥深くではなく、水盤の中央やや後ろ程度とかなり前寄りになることになる。
続いて玉シダを並べてみる。今日は13枚来たが使うのは11枚。格好の悪いもの2枚を下草留に使い、残りの11枚をいける。まっすぐで幅広な格好の良いものを主枝にする。まず下草に使う玉シダは半分に切って、それぞれ蛇腹に折り曲げて、三つ付きの七宝の大穴2つにそれぞれ突っ込む。その2つの大穴にいちばん右の写真のように、奥6手前5または、奥7手前4の割合で挿してゆく。
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一番左の写真は主枝とそれを手前で受ける2枚と奥を受ける2枚の合計5枚を奥の大穴に挿したところ。そして、手前の大穴に副枝を挿し、さらに2枚挿す。これで奥5枚手前3枚の計8枚。残りの4枚は特に決まりはなく、株に見えるように空いているところに挿し添えていく。主枝の長さは直径+深さ、それ以外は同じかやや短めでよい。11枚の葉の各頂点を結ぶと円弧ができるように挿す。コツは各葉を規定寸法より少し短めにすること。