アラブ世界研究所

設計:ジャン・ヌーベル(1987年)
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私がパリで一番好きな建築。フランスとアラブ諸国の国際交流を目的とした施設で、図書館と美術館が複合されている。
単純な直方体のボリュームに、イスラミックタイルのようにも集積回路のようにも見える壁面パネルが貼り巡らされている。パネルは中央に大きい穴が1個、周囲に中くらいの穴が16個、さらに小さい穴が56個あけられていて、太陽光によってカメラの絞りのように穴が自動的に開閉する機構を持っている。このメカニカルな機能美の反復によって全体美が構成されているあたりがたまらなく好きだ。