いけばな-298

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写景盛花様式本位 春の遠景描写 梅の一木挿し
昨年末にいけた立派な苔梅の幹を残しておいたので、それを使って一木挿しに挑戦。挿法をメモ。
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まず、木(ぼく)を挿す。太いのでノコギリで切る。木の長さは主枝の半分くらい。
その木の後ろに主枝を挿す。木にぴったりくっついて挿すことが重要ポイント。
続いて副枝。通常の直立型の副枝は主枝の長さの3分の2だが、一木挿しのときは主枝と同寸とする。副枝も主枝と同様、立ち上がりは木に沿って伸びるように挿す。
そして副枝の手前に1本、短めの中間高を1本挿す。
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最後に控えの枝を主枝の後ろに挿す。これで梅は完成。
続いて日蔭蔓を敷いてゆく。立日蔭と違って、瓦敷きと言って、数枚をずらして重ねて瓦のように敷いてゆく。春の描写なので、奥の方は少し水面を見せる。
最後の最後に菜の花を挿して完成。
いやー、きちんと覚えないと。