TO THE WONDER(トゥ・ザ・ワンダー)

20130718_190133

監督・脚本:テレンス・マリック
出演:ベン・アフレック / オルガ・キュリレンコ / レイチェル・マクアダムス / ハビエル・バルデム

ニール(ベン・アフレック)とマリーナ(オルガ・キュリレンコ)はフランスの小島、モンサンミシェルにいた。故国であるアメリカを離れ、フランスへやって来た作家志望のニール。彼はそこでマリーナと出会い、恋に落ちる。10代で結婚し娘のタチアナをもうけたマリーナは、ほどなくして夫に捨てられ、いまや望みを失いかけていた。そんな彼女を闇から救ったのがニールだった。「あなたとならどこへでも。一緒に過ごせればいいの」2年後、彼らはアメリカへ渡り、オクラホマの小さな町バードルズルで暮らしていたのだが・・・。

8月9日公開の、テレンス・マリック監督最新作。とにかく難解だ、、、という触れ込みだったので、楽しめるか不安だったけど十分楽しめた。
ウェットな感じのパリと、カサついた感じのオクラホマという、舞台のコントラストが印象的。そのガラリと変わる舞台とは反対に、二人の愛はゆっくりと変容していく、、、その様子が丁寧に描かれていた。いつか味わったような重苦しく切ない気持ちになったが、とにかく全ての映像が美しく、その映像にコーティングされていたせいか、観終わったあとは心地よい疲労感が広がった。