いけばな-280

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  • 河骨(スイレン科)
  • 太藺(カヤツリグサ科)

写景盛花様式本位 夏の近景描写
写景の様式。河骨を使うのは初めて。涼しげで本当に美しい。以下挿法のメモ。
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河骨は水がすぐ下がるので水揚げは欠かせない。葉を裏にして茎から水揚げポンプで水を注入。すると葉の裏の葉脈に水が入っていってみるみる黒くなる。葉の渕の残り5ミリのところで止めるのがポイントらしい。
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下準備ができたところで七宝に河骨の葉を挿してゆく。やや前傾気味に主枝を、そして副枝をともに手前の大穴に挿す。続いて後ろの大穴に、3番目に長い葉を後ろに控えとして、4番目に長い葉を手前に前傾させて、最後に5番目の(一番小さい)葉を後ろに挿す。つまり5枚とも大穴に挿すということ。そして巻き葉と花を横穴に挿す。最後に長さを変えた太藺を3本挿す。
客枝のほうは、客枝のほかに2枚の葉を挿し、巻き葉と花を挿して完成。こちらは5本ともすべて手前の大穴に挿す。