JPタワー／商業ゾーン「KITTE」

設計：三菱地所設計（デザインアーキテクト：ヘルムート・ヤーン，内装環境設計：隈研吾）（2013年）
東京都千代田区丸の内2丁目7-2

1924年に吉田鉄郎の設計により建築されたの名作である旧東京中央郵便局跡地に建てられた複合施設。学会等から保存を求める要望書が出る中、解体工事を強行し当時の総務大臣がそれを止めさせるなどいろいろ物議を醸したのは記憶に新しい。結局はファサードの一部保存という中途半端な形で再開発は実行された。
デザインアーキテクトとしてヘルムート・ヤーンが参加しているが、ガラス張りの外装デザインだけなのか、それ以上なのかはよくわからないが、商業施設KITTEに入ったところの吹き抜けのアトリウムは、彼が設計したベルリンのソニーセンターを彷彿とさせる何かを感じた。隈研吾は相変わらず程々にまとめている印象。この人、これでいいのかなと思う。