金沢海みらい図書館

設計:シーラカンスK&H(2011年)
石川県金沢市寺中町イ1番地1
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シーラカンスK&Hによる市立図書館。ボリュームは1辺45m、高さ18mの単純な直方体。その外壁に約6千の丸窓が埋め込まれており、内部はその丸窓から光が入りドット模様の壁となっている。
壁がドットというだけで、空間としては極めて単純なのだけど、なぜこんなに魅力的な内部空間なのか。。。ドットの力なのか、単純に天井高12mの吹き抜けの力なのか。金沢21世紀美術館も円とキューブの配置だけで構成されたシンプルな空間構成だけど、その配置や各キューブの高さなど、単純の中にもいかにも計算されたものを感じる。しかし、この図書館は本当に整然と書架が並んでいるだけ。中央にエレベータシャフトと階段が収められた円柱が鎮座しているが、これが明確に効いているとも思えない。やはりドットと吹き抜けの力なのか。