KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」

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会場:根津美術館(東京都港区南青山6-5-1)
会期:2012年4月21日〜2012年5月20日
時間:10:00-17:00
休館:月曜(4月30日は開館)
入場料:一般 1,200円

根津美術館の国宝「燕子花図屏風」と、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵される「八橋図屏風」は、尾形光琳が同じテーマを、同じ六曲一双屏風に、10数年の時をおいて描いた作品です。本展では、いまは遠く海をへだてた2点の作品を、およそ100年ぶりに一堂に展観。光琳画の軌跡を目の当たりにできる待望の展覧会です。あわせて、最初期の作品から、酒井抱一編『光琳百図』所載作品まで、光琳画の諸相をご覧いただきます。なお、本展は当初、昨年春を会期としていましたが、1年延期をして開催するものです。
根津美術館http://www.nezu-muse.or.jp/

最終日に駆け込みで。根津美術館所蔵の国宝「燕子花図屏風」と、メトロポリタン美術館所蔵の「八橋図屏風」という、尾形光琳による2つの燕子花を描いた屏風がおよそ100年振りに同時に拝むことができるという素晴らしい企画。さらにこれらを鑑賞したあと、根津美術館の庭園に咲く燕子花も鑑賞できるというおまけ付き。
やはり「燕子花図屏風」が王道を行く感じで素晴らしいのだけど、「八橋図屏風」に描かれた燕子花を裂く稲妻のように横切る八橋の幾何学的な構成も魅力的だった。
いけばなをやっている人は必見だと思う。