九州新幹線「つばめ」

デザイン:水戸岡鋭治

先日のNHK「プロフェッショナル」にも出演していた、世界的鉄道車両デザイナー水戸岡鋭治のデザイン。JR九州の車両の多くは彼のデザイン。

客室は白を基調とした空間に、木製のシートが浮き上がる。布地は西陣織。およそ新幹線のイメージとはかけ離れている。ブラインドも木製だったらしいが下ろしてみるのを忘れてしまった。

デッキは客室とガラリと変わってダークな色調。壁は柿渋色、ドアは古代漆色だそう。公衆電話スペースに暖簾をかけたり、洗面スペースを八代産のい草の縄のれんで仕切ったりのギミックも利いている。
こんな自由な新幹線っていいなぁ。きっとこれを実現するまでは紆余曲折あっただろうけど、JR九州水戸岡鋭治との長年の信頼関係に寄って実現したのだろう。