東京消防庁の会見

福島第一原発を冷却するために決死の覚悟で放水作業をした、東京消防庁の隊長さん3人の記者会見を夜に放送していた。
詳しい作業の説明の後の質疑応答で、一番大変なことは何だったかという質問に、一人の隊長さんが、10秒くらい言葉をつまらせて涙しながら「隊員たちのことです。」と絞り出すように行った。強い放射能に曝された中での決死の作業。そのような命の危険の中でも隊員たちの士気が高かったことを強調した上で、その隊員たちのご家族に感謝とお詫びをしたいと涙ながらに語っていた。こちらももらい泣き。日本国民の生命を守るために自らを犠牲にした危険な作業。誰かがやらなければならないとはいえ、もし自分か自分の家族がそれを担うことになったときに、自分は落ち着いていられるだろうかと考えた。
こういう人たちに我々は救われている。