終わらない映画のような

終わらない映画のような非日常な日常が続く。原発は依然として危機的状況。もう嫌だと目を背けたいけどこれは映画でも夢でもなく現実なのでそうはいかない。
すぐ物事を悲観的に考えがちな母親からは、早く山口に帰って来いとメールが来た。妻は公共交通機関に勤務しているので自宅待機どころかいつもより忙しく毎日会社に行っている。妻の両親は被災していないとは言え、余震の続く茨城にいるし、私が実家に帰ることなどできるわけがない。母は心配して言ってくれてるし、そういう母のパーソナリティは理解しているので、一笑に付して突き放すことも出来ない。
あの金曜の地震前のことが遠い昔のように思われる。はやく金曜の地震前のようなありふれた日常に戻って欲しい。