伊東豊雄に世界文化賞

優れた芸術の世界的な創造者たちを顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第22回受賞者が決まり、14日、東京・内幸町の日本プレスセンターでの記者会見で、同賞国際顧問の中曽根康弘元首相(アジア委員会委員長)が発表した。今年の受賞者は、絵画部門=エンリコ・カステラーニ(80)〈イタリア〉▽彫刻部門=レベッカ・ホルン(66)〈ドイツ〉▽建築部門=伊東豊雄(69)〈日本〉▽音楽部門=マウリツィオ・ポリーニ(68)〈イタリア〉▽演劇・映像部門=ソフィア・ローレン(75)〈イタリア〉−の5部門5氏。次代を担う若手芸術家を育成する「若手芸術家奨励制度」の対象団体は第14回の今回、アジア委員会の選考により、アジアユースオーケストラ(本部・香港)が選ばれた。会見では日本美術協会日枝久会長が「新しい芸術形態からできるだけ広くという賞の目的にかなう、素晴らしい芸術家たちが今年も選ばれた」とあいさつ。発表はニューヨーク、ロンドン、パリ、ローマ、ベルリンでも行われた。東京での会見には日本人で11人目の受賞となる建築家の伊東豊雄氏が駆けつけ、「光栄です。これからも若い人たちと対等な立場で気楽に建築を作り続けたい」と抱負を語った。また、ドイツの国際顧問にゲーテ・インスティトゥート総裁のクラウス=ディーター・レーマン氏(70)が、昨年12月死去したオットー・グラーフ=ラムスドルフ元経済相の後任として来月就任することも発表された。授賞式は10月13日、東京・元赤坂の明治記念館で行われる。(フジサンケイビジネスアイ

伊東豊雄世界文化賞受賞。SANAAプリツカー賞受賞に続く快挙。あと、彫刻部門のレベッカ・ホルン昨年MOTに観に行ったし気になった。