アイ・ウェイウェイ展 ―何に因って?
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
会期:2009年7月25日〜2009年11月8日
時間:10:00-22:00(火曜:10:00-17:00)
休館:会期中無休
入館料:一般 1,500円
アイ・ウェイウェイ[艾未未]は、現代中国を代表するクリエイターのひとりです。美術、建築、デザイン、出版、展覧会企画など多岐にわたる分野で活躍していますが、とくに2007年の「ドクメンタ12」(カッセル、ドイツ)、2008年の北京オリンピックスタジアム設計に際するヘルツォーク&ド・ムーロンとのコラボレーションによって国際的な評価を高めました。「アイ・ウェイウェイ展―何に因って?」は、本展のための新作6点を含め、1990年代以降の主要作品26点を紹介する過去最大級の個展となります。立体、写真、ビデオ、インスタレーションなど多岐にわたる表現を「基礎的な形体とボリューム」、「構造とクラフトマンシップ」、「伝統の革新と継承」という観点から見つめつつ、1999年以降の建築プロジェクトや出版物、ニューヨーク時代の写真なども併せて紹介します。アイの作品を横断的に読み解くことで、表現のジャンルとしては中間的で曖昧な領域から、文化的、歴史的、社会的な因果関係、「何が何に因って在るのか」、そして「自分はどこから来て、どこへ行くのか」という人間の根源的な問いが浮き彫りになってきます。急速な経済発展、社会的変革の渦中にある中国に身を置きながら、独自の視点で現代を過去と繋ぎ、個人を世界と繋ぐアイ・ウェイウェイ。現代中国で最も刺激的なクリエイターが世界を見つめる眼差しを、展覧会を通して共有いただけることと思います。
森美術館(MAM):http://www.mori.art.museum/jp/
相当久しぶりの森美術館。明日で終了のアイ・ウェイウェイ展に駆け込みで。
なんだかんだ言って、最初の「1トンのお茶」が一番よかった。100cm×100cm×100cmのプーアル茶を固めたキューブで重さが1トン。重さ/体積は水と同じ。ただ単にアートとして美しいだけでなく、そこに物質的意味も持っているあたりが好きだった。