結婚式 走れメロス

今日は夕方から熊本市内のホテルで大学時代の友人T氏の結婚式。建築学科で同じ研究室、同じ研究テーマだった男。2人でドイツに3週間旅行したりもした。今は中堅の某組織設計事務所に勤めている。

晴れ姿。職場恋愛の奥様はなんと妊娠8ヶ月。5月末には生まれるそう。
私たちのテーブルは大学時代のメンバーが揃った。懐かしい面々。そのうちの一人で私と建築学科も一緒で研究室も一緒でサークルも一緒だったT(新郎と同じイニシャルで紛らわしい)が来る予定なのに席が空いていた。福岡から向かっている最中で遅刻するとのこと。彼はこれまで様々な豪快な伝説を作ってきた男なので、友人の結婚式に遅刻するくらい不思議なことではない。16時開始の披露宴だったが、到着は17時くらいになるとのこと。主賓の挨拶、ケーキ入刀、友人挨拶などプログラムはどんどん消化されてゆき、17時は過ぎて18時になってもTは現れない。だんだん我々もそわそわし始める。料理もほぼ出終わってデザートが運ばれてきた。私の隣のTの席には手の付けられていないフルコースがテーブルをはみ出すくらいに置かれている。披露宴は18時30分までとのこと。彼はまだ現れない。いよいよ最後、新郎新婦が各テーブルを回って記念写真を撮るタイミングになった。係の人に我々は一番最後に撮影してもらうように頼んだ。走れメロスだとか、24時間テレビのマラソンで武道館に向かってるランナーみたいだ、サライ歌おうか、、、などと我々はそわそわしつつも盛り上がる。最終的に間に合えば良いのだが、間に合わないとシャレにならない。18時20分、写真撮影があと1テーブルとなったところで、ホテルにやっと着いたとの電話。そしてギリギリ間に合った。10分前。2時間20分遅刻。一同爆笑。挨拶もそこそこに新郎新婦と写真撮影。この絶妙のタイミングで間に合うあたりが彼らしいというか、そういう星の下に生まれている感じがする。どんなエラーもファインプレーにしてしまう。

T、遅れてごめんなさいの図。一同爆笑。

そして披露宴クライマックスの新婦が両親へ感謝の手紙を読む。涙に声を詰まらせながら手紙を読む新婦にもらい泣きする人もいるなか、Tはひたすらテーブルの上の料理をほうばる。あと10分で終わってしまうので仕方が無いが、周りは感動の嵐なのに我々のテーブルだけ感動とは無縁の空気が漂う。そんなこんなで披露宴終了。
2次会は20時半からで1時間半くらい時間があるので、そのTと一緒に時間つぶしに軽く飲もうということになり、2人で街を歩く。そうしてら、スザンヌの母親が経営していることでテレビでも話題の、キャサリンズバーを発見したので話の種に入ってみることに。

母キャサリンと妹マーガリンが切り盛りしている。妹は顔も声もスザンヌにそっくり。いろんなグッズを売っていたり、テレビの力を最大限に利用した商魂たくましい店だった。

そして20時半から2次会開始。私とTにとっては3次会。新郎新婦とゆっくり話すことができた。22時半に終了。新郎新婦の2人はこの2次会まで。

ここからは、新郎の高校時代の友人や職場の同僚など私たちも今日初めて会った人たちと3次会へなだれこむ。そして、飲むわ飲むわ。3次会、4次会とひたすら語り続け飲み続ける。最終的には私とTと新郎の高校時代の親友のNくんの3人だけになっていた。時間はもう4時半。披露宴が16時からだったから、12時間半も飲んでいたことになる。
明日は朝早い飛行機なので起きれるか非常に不安だ。