杉本貴志展 水の茶室・鉄の茶室

会場:ギャラリー・間(東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)
会期:2008年4月5日〜2008年5月31日
時間:11:00-18:00 金曜11:00-19:00
休館:日曜・月曜・祝日
商業空間のデザイナーとしてだけではなく、CIディレクター、フード・ビジネスの経営者、大学教授…、と多様な活動を展開しながら常に第一線を走り続けている杉本貴志氏。大胆な素材使いが冴え渡る氏のデザインは、その空間での人と人、人とモノ、モノとモノとのコミュニケーションを喚起するような感性への刺激に満ちています。本展では、「水」と「鉄」を素材とした、二つの茶室を展示します。日本文化の象徴ともいえる茶室を、「デザイン=コミュニケーション」と考える杉本氏が、既成概念を超えた幻想的な空間として創出します。素材が主張するのではなく、空間そのものの存在が私たちの感性に訴えかける展示は、デザインの本質を問い直す場となることでしょう。会期中、展示する茶室で茶会を行なう予定です。ぜひご参加ください。(ギャラリー・間
二つの茶室である。鉄の廃材でつくられる一つは、1993年に裏千家の茶美会(さびえ)“素”の為につくられ、その後2002年にニューヨークで行われた「The New Way of Tea」展に運び、茶事が行われた。これは僕にとって二つ目の茶室であったが、茶という概念と改めて向かい合った事と、今は亡き伊住政和氏、田中一光氏の記憶と共に、僕にはある重さを与え続けている。二つ目は、水を用いて今回制作したものである。かつての大学での教え子 香月美穂子の卒業制作からイメージが膨らんだもので、雲や風、雨や雪、木々が色づき、日の光が変わり、時が流れる。そうした流れ過ぎる風景の一瞬を取り出してみたいとでもいうか、あるいは言葉を探して詩が出来るように空間を構成する言葉にこだわったモノとでもいえるのだろうか。(杉本貴志
http://www.toto.co.jp/gallerma/

特に杉本貴志に興味は無かったけれど、近くを通ったので行ってみた。やはり何も感じなかった。鉄の茶室は、あー鉄だなぁという感じ。水の茶室は今では当たり前となった水の使い方で、よりがっかりした。