10年前からの手紙〜打瀬小学校から美浜打瀬小学校へ

建築家フォーラム 第54回 10年前からの手紙〜打瀬小学校から美浜打瀬小学校へ

講師:小嶋一浩(CAtパートナー)・赤松佳珠子(CAtパートナー)
会場:INAX銀座ショールーム8階(東京都中央区京橋3-6-18)
日時:2006年9月19日 18:30-21:00
定員:80名(要予約)
参加費:一般2,000円 学生1,000円
10年以上前から、少子化はわが国の社会的重要問題である。日本の未来を支える人口の減少が、多くの地域に広がっている中で、千葉県幕張・打瀬地区では、その現象とは異なった動きが続いている。10年余り前、この打瀬という場で、若い建築家集団が、小学校教育の場と地域が、密接にスクラムを組むことのできる、開放的な学びの空間をテーマに「オープンスクール」にチャレンジをしたのである。そして実現したのが「千葉市立打瀬小学校」である。いわば、これは小嶋一浩氏を中心とするシーラカンスという若い建築家集団が、未来に向かって書いた「社会を生き抜くための導入を学ぶ空間」という手紙なのである。その手紙が見事今日に届き、開花したのが「千葉市立美浜打瀬小学校」である。10年余りという短い時間で、同じ建築家が同じ地域に同じ用途の空間をデザインする。 この実績は非常に稀である。今回のフォーラムは、この10年前から届いた手紙を、皆様と一緒に開封したいと思う。

建築家フォーラム : http://www.chousadan.jp/kentikuka-club/