積極市長

今夜はシンポジウムを聴講。
熊本は5年後に福岡と新幹線が開通する。熊本駅への新幹線乗り入れに伴い、駅前地区一帯の再開発が行われるのだが、そこにどのような都市機能を配置すべきかについての討論。市長も来ていた。パネリストは大学教授やら再開発プロデューサーやらローカル雑誌の編集長やら。基本的には有意義な議論だったと思うが、パネリストの知識レベルにムラがありちょっと噛みあわない場面も。市の提案は図書館を核とした情報センター。えー、、、って感じ。
熊本-博多で新幹線が開通すると、これまで特急で1時間20分掛かっていたのが、大幅に短縮されて35分になる。利便性は向上する反面、ますます経済の中心が福岡に移ってしまうと地元の危機感は強い。それを引き止めるような核となる駅前再開発。。。という課題なのだが、如何せん、その課題が難しすぎる。東京と違って、熊本は駅と中心市街地が離れている。福岡も博多駅と天神は離れているので同じことが言えるかもしれないが、熊本駅周辺は本当に寂れている。中心市街地はそれなりに元気なので、さらに問題は難しい。熊本の真ん中を元気にするのではなく、熊本の外れの地区を元気にするという課題。新幹線駅が出来たところでなかなか人は集まらない。市が図書館を提案しているということで、図書館運営のプロで市民の図書館利用率が60%(全国平均は20%程度)というトップランナー浦安市立図書館の元館長の方がパネリストとして来ていたのだけれど、その人の話がおもしろかった。
会には師匠ももちろん来ていたが、終了後、師匠と参加した研究室の学生たちと食事。シンポジウムを振り返る話題半分、ワールドカップの話題半分。師匠は私と同じサッカー馬鹿。