プシューーッ

今日は大岡山の東工大で某学会のセッションで、学生1名を引率。私の研究発表ではないので気楽なもんだ。メディアアート系の作品展示もありました。

これはそのひとつで女子美術大学の学生さんの作品。タイトルは確か「SHELL」
タマゴのような2つのベッドにそれぞれ横たわり、一方が寝返りを打ったり、もごもご動いたりすると、体重がかかった場所の直下に仕込まれたスイッチが入る。すると、相手のベッドのクッションの押された位置と同じ部分が、空気圧で押し上げられ、相手の感覚が感じられ、コミュニケーションを取ることができるというもの。例えば、自分のおしりの部分に体重が掛かると、相手のベッドのおしりくらいの部分がモコっと盛り上がるのだ。
盛り上がり方が、プシューっという空気圧の音とともに、やや激しいので、もっとじんわりやさしく盛り上がると感覚的でおもしろいとは思ったが、それにしても良くできていた。展示会場自体は暇だったのでけっこう遊ばせてもらった。遠距離各地同士でできるようにするともっと面白いかも。
作者の方、丁寧な説明ありがとうございました。こういう自分に無い素養を持った方の話を作品を通じて聞けるのはとても貴重で有意義だ。