小原流研修課程一期-1日目(研修)
今日から小原流研修課程一期がはじまる。研修課程は一期から三期まであっる。三期を修了すると小原流研究院の講師試験の受験資格がもらえるという長い道のり。研修一期の場合は8科目の花型すべて合格することで二期に進むことができる。別に講師になりたいわけではないけれど、月例研究会とは比べものにならないほどの厳しい審査に晒されることで技術を磨こうと、3月くらいにチャレンジしようと決意した。8科目すべてを一発で合格するひとはそんなに多くないらしいので、ダメ元で練習を重ねてきた。ただ、年に1回で東京と大阪の交互開講なので、もし何科目か取りこぼすと来年に大阪に行かなくてはならず、それは避けたいところ。
今日明日は研修、3日目4日目は本番の試験である考査。朝9時に骨董通りの開講式があるが、通勤ラッシュに巻き込まれるのが嫌なので、朝7時に表参道に到着した。スタバでお茶しながらひたすら勉強。
8時半ごろに会館に入る。日本全国から受講生が集まっている。9時からの開講式を経て、1時間目がスタート。研修では花型によって40〜50分で課題の花をいけて偉い先生たちに審査される。優れた作品には「参考花」と書かれた札が立つ。これはすなわち、考査もこの調子でいけば合格するでしょうという意味。逆に札が立たないということは「このままじゃダメだぞ」ということになる。講評では偉い先生がひとりひとりに問題点を指摘してくれて手直ししてくれる。
- 1時間目:盛花直立型(グラジオラス3・薔薇3)
→ ×:自信はあったが薔薇の葉の整理が甘いとのこと。厳しい。。。 - 2時間目:盛花傾斜型or観水型(素馨・バラ3)
→ ×:まさか観水型が出ると思わず撃沈。 - 3時間目:色彩盛花様式本位(谷渡り・薔薇2・小菊)
→ ×:薔薇と小菊の挿法がよくないとのこと。このころからうまくいかずに焦り始める。 - 4時間目:瓶花傾斜型(素馨・バラ3)
→ ×:普段得意な傾斜型すら中間高が留まらず撃沈。呆然。。。 - 5時間目:瓶花直立型(リアトリス5・薔薇3)
→ ◎:やっと参考花。これは自信あった。
あまり詳しく書けないけど、隣になった人がちょっと変な人で、私の作品にわざとじゃないけど自分の枝を何度も接触させたりで、かなり気になってペースを乱されてしまった。隣の人のせいという外的要因を言い訳にしたくないので余計に焦る悪循環で4時間目まで参考花に選んでもらえず。最後の5時間目で何とか一矢報いたけどかなり不本意な出来にがっかり。。。
終わったのは21時ごろ。ほぼ12時間。疲労はかなり。明日の朝も早い。