いけばな-368

• 谷渡り（チャセンシダ科）
• 薔薇（バラ科）

色彩盛花様式本位 谷渡り
最近教える機会が多くなった谷渡りの様式。半年前にやったばかりだけど、もう一度おさらい。

左の図のようにタニワタリを七宝に8枚挿す。三付きの七宝は今日のようにL型でもいいし、逆L型でもよい。丸水盤の中心線とこの七宝の中心線が一致するように（赤点線）。谷渡りは七宝に挿しやすいように右の写真のようにカット。

まずは主枝となるタニワタリを傾斜型と同じように、振り45°傾斜角度70°で左手前に挿す。そして副枝は主枝の4分の3の長さで後ろに立ち気味で。3枚目〜6枚目は主枝の長さの3分の2。うまく主枝と副枝をかわして挿す。そして7枚目と8枚目は主枝の2分の1以下の長さで株の中心に挿す。
最後に客枝を含むバラを3本挿す。一番長いバラは副枝のタニワタリと3枚目のタニワタリの間くらいの長さで株の中に少し入り込む感じで。