いけばな-332

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写景盛花様式本位 春の遠景描写 桜の一木挿し
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写真1枚目:まず、桜の木(ぼく)を挿す。木の長さは主枝の半分くらい。その木の後ろに主枝を挿す。木にぴったりくっついて挿すことが重要ポイント。
写真2枚目:続いて副枝。まず通常の直立型と大きく異なるのは、挿し位置が木のところ、すなわち通常よりかなり後ろとなること。さらに通常の直立型の副枝は主枝の長さの3分の2だが、一木挿しのときは主枝と同寸とすること。副枝も主枝と同様、立ち上がりは木に沿って伸びるように挿す。
写真3枚目:副枝の下枝を1本、さらに短めの中間高を1本挿す。最後に控えの枝を主枝の後ろに挿す。これで桜は完成。
写真4枚目:続いて日蔭蔓を敷いてゆく。立日蔭と違って、瓦敷きと言って、数枚をずらして重ねて瓦のように敷いてゆく。春の描写なので、奥の方は少し水面を見せる。
写真5枚目:最後に錦紅花を挿す。遠景なので奥を手前より低く。