第一子誕生しました

目覚めると、奥さんはもうベッドに居なかった。明け方から陣痛らしきものが始まっていたらしく、リビングでお腹をさすっていた。すでに陣痛は10分間隔になっていたので、病院に行こうということになった。幸い私は今日は打ち合わせも何も入っていないので同行できそう。でも病院に電話すると、まだその程度なら来なくていいとのこと。もっと痛くなって歩けないくらいになってから来なさいということだった。確かに奥さんもまだ大丈夫そうな感じだと自分で言っていることもあり、私は仕事に行くことにした。
仕事の合間にちょこちょこ電話はしていたがあまり経過は変わらない様子。初産だから病院はまだ早いと言っているけど、念のため病院に行ったらと提案し、そうすることにした。
奥さんは15時45分に病院到着。私も仕事を途中で切り上げて奥さんのすぐ後に病院到着。診察でまだまだだと判断されると家に帰されるとのことだったけど、診察結果は子宮口全開で今日中に産まれそうで即入院とのこと。「先ほどは電話でまだ大丈夫なんて言ってすみません。」と言われた。

16時10分、分娩待機室というところに通される。赤ちゃんの心拍やお腹の張りを測定する器具などをお腹につけられて奥さんは横になる。ここで2人きりで待機。5分周期でくる陣痛の時は奥さんも、アイタタタくらいは言っているけどまだまだ涼しい顔。子宮口が全部開いているとは思えないくらい冷静だと助産師さん達が驚いていた。
でも確実に陣痛の痛みは増していって、17時45分に破水。膜が破れるパン！という音が私にもはっきり聞こえた。すぐに分娩室に移動。私はここで奥さんとお別れ。病室に移動し待機。ひたすらソワソワする。
18時27分に無事に出産した旨を助産師さんに告げられる。分娩室に移動して45分足らず、病院に到着してから3時間足らずというスーパー安産。処置が終わるまで引き続き私は病室で待機。

30分くらいして私も分娩室に通された。奥さんと赤ちゃんと対面。3104グラムの元気な女の子。奥さんはまだ動かせないので、2時間くらい分娩室で3人だけの時間を過ごす。

新生児というものをこれまで間近で見たことがあるわけではないのだけど、なんだか私たちの赤ちゃんは、新生児にしては手がすごく大きくて指がとても長い気がした。爪の面積も成人のように広い。私も奥さんも手は大きいので似たのかもしれない。お顔も新生児だともっとくしゃっとしているのかと思っていたが、目も開いていて予想以上にくっきりした顔だと思った。
20時半ごろ病室に移動。赤ちゃんは今夜はナースステーションで過ごすのでここでお別れ。奥さんと2人で病室で過ごす。奥さんはこれから晩ご飯。面会時間は21時までなのだけど、今日は出産日なので少し遅くまで一緒に居させてもらえた。
そして22時ごろ病院を後にした。このまま一人で家に帰っても寂しいので、中目黒オランチョへ。

出産当日に私がお店に来たのでSUUさんもchakiちゃんもびっくりしていた。お店にはTSKくんやerinoちゃんなど知った顔も多数。SUUさんがお祝いでシャンパンを開けてくれた。みんなで乾杯。その後、UMAjapanやShunくん、sitchii、YSKくん、K子ちゃんなど知った顔が続々登場。結局3時くらいまで飲んだ。べろんべろんでタクシーで帰宅。
赤ちゃん無事に産まれてきてくれて、奥さんも無事で、それをみんなにお祝いしてもらえて、一生忘れられない幸せな一日になった。