いけばな-235

色彩盛花様式本位 玉シダ
来月の研究花。久しぶりの玉シダの様式。玉シダを株のようにいける。挿し方をほぼ忘れていたのでもう一度おさらい。

左:まず13枚の玉シダをチェック。今日は11枚しか使わないので曲がっていたり葉の付きの悪い2枚を選びそれらは留めに使う。蛇腹に折り曲げて奥の七宝の奥と手前の大穴に押し込む。
中:残り11枚を直径程度の長さに揃えて切る。その中から一番まっすぐで幅広のカタチのよいものを選び主枝にする。主枝は奥の大穴中央に直立させて挿す。先ほどの蛇腹に折り曲げて押し込んだシダにうまく引っかかって留まる。さらに2枚を選び、同じ大穴に先ほどの主枝と三角形の芯を形成するようにやや手前に傾斜させて挿す。
右:さらに2枚を選び奥の大穴の奥側左右に後ろに傾斜させて挿す。これで主枝を中心に4枚が周りを囲むように挿されたことになる。

左:副枝のようになる葉を手前の大穴から傾斜させて挿す。
中:さらに2枚を奥の大穴の手前側左右にやや前傾させて挿す。
右:最後の2枚を手前の大穴に2枚をやや短めに挿す。
これで玉シダの株いけが完成。次にカーネーションを3本を挿す。奥に入る一番長いのは奥の七宝右側の縦穴から、真ん中の低いのは奥の七宝右側の大穴から、手前に入るのは手前の七宝奥の縦穴に挿す。
客枝の菊は右手前の縦穴に挿す。長いのは客枝の3分の2の長さで手前七宝奥側の縦穴に挿す。短い菊を客枝の左側に手前大穴から挿す。残り2本程度を低く挿す。
さて、覚えられるか。。。