豪雪金沢→飛行機欠航→長旅

目覚めて18階の部屋から外を見ると視界ゼロの吹雪。シャワーを浴び、朝食を済ませてホテルをチェックアウト。この頃は一時的に雪が弱まっていたので予定通り兼六園へ。ここ数年、金沢に行くたびに21世紀美術館には行くけれど、兼六園に行くことはほとんどなかった。過去に2度ほど兼六園は訪れたけど、雪の兼六園は経験がなく今回はチャンスだと思って訪問。


やっぱり雪だと全然違う景色。壮観。
なんというか、雪がないと庭園の各スポットの樹木や庭石の配置など空間構成的なディテールに目が行くのだけど、雪だとそういったミクロなディテールはすべて雪に覆われてしまっているので、マクロなスケールで空間を感じやすい。
さすがに吹雪だったら行くのはやめようと思っていたので、雪も弱まりラッキーだった。
兼六園を後にしてバスで犀川を渡ったとこにあるKUPPIという北欧雑貨のお店へ。小さくて素敵な空間で小休憩。コーヒーを飲みながら今日の飛行機の運航状況をチェックしていると、大雪で金沢発着の航空機は軒並み欠航。私たちが乗る予定にしていた夕方の便もかなり微妙な情勢。ここで空港まで行って時間直前に欠航となってしまうと東京に帰れなくなってしまうので、もう早めに見切りをつけて空港には行かずに電車で大阪まで行って、伊丹空港から東京に戻ることを決断。

KUPPIから出る頃にはその決断を支持するように再び吹雪となってきた。金沢駅に戻ってくると、目の前のホテルが見えないくらいの吹雪。ホテルで荷物をピックアップして金沢駅から特急サンダーバードに乗るべく切符を買って改札に行くと、1時間前のサンダーバードが到着していた。かなり遅れている模様。嫌な予感。15時前に出発。

北陸本線で石川→福井と南下していく。雪はどんどん酷くなっていく。まさに豪雪。自由席は満席で私たちは幸運にも座れたけれど、通路にも立ってる人がたくさんいてカート販売も来ないので何も食べられない。KUPPIでシナモンロール食べただけなのでちゃんとしたお昼ご飯を食べておらず、かなりお腹がすいた。

豪雪の福井を抜けて滋賀に入る。琵琶湖沿いを走っていくころには雪雲は嘘のようになくなって綺麗な夕暮れの空が見え始めた。そして18時に新大阪到着。3時間の電車旅。疲労

新大阪からバスで伊丹空港へ。結局電車が遅れたせいで、19時の便には乗れず20時40分の最終便になってしまった。少し時間があったので551蓬莱で晩ご飯。お腹ぺこぺこだったので本当に生き返った。羽田には21時半頃到着。バスで帰宅したのは23時ちょうど。
結局、金沢駅を出てから家に帰るまで8時間かかった。充実しつつも疲労の金沢旅行完結。