新婚旅行-8日目(シャンパーニュメゾン巡り)


今日はパリを離れてランスとエペルネに行ってシャンパーニュメゾン巡りをする日。よってとても早起き。

ホテルを出て地下鉄でパリ東駅へ。9時ごろのTGVに乗ってまずはランスへ出発。

45分であっという間にランスに到着。
駅からタクシーでまずはTAITTINGERのセラーへ。日本の旅行代理店とかがやっているツアーだとモエシャンとMummの2つのセラー見学がセットになっているのがほとんどなのだけど、奥さんがTAITTINGERに行きたいと強く希望していたので今回はツアーではなくセルフで行くことにした。

とても素朴で商売気の無い感じで純粋なセラーという感じ。見学客も誰もいなくてどこに行けばいいのかもわからない。恐る恐るドアを開けてみると受付の女性が1人座っているのみ。見学をしたいと告げるとしばし待たされて、スーツ姿の男前のお兄さんが出てきて、英語で案内してくれた。


何の変哲も無い建物の中に入って、その中の螺旋階段を降りて行くとそこは全くの異空間。無数のシャンパンが並ぶカーヴになっていた。
マンツーマンで丁寧に解説してくれた。私は英語の説明の半分くらいしかかわからなかったけど、奥さんは理解できているみたいで熱心に説明を聞いていた。カーヴは地下3階まであり最も深いところは地下20mくらい。下るに従ってどんどん寒くなって行く。でもまさに洞窟という感じの空間は本当に素敵だった。
見学を終えて地上に上がってくるとシャンパンの試飲をさせてくれる。階段をふーふー言って登ってきた直後なので、くらーっとしたけどすごく美味しかった。もちろん直売もしている。ここで奥さん、シャンパンを1本とかわいらしいワインクーラーを購入。シャンパンは日本の半値以下。日本への直送はやっていないとのことなので、紙袋に入れて持って移動することに。
TAITTINGERは街の外れにあってタクシーが拾えなかったので歩いて中心部に向かうことに。ランスの大聖堂へ。
世界遺産の大聖堂。詳しくは後述。
聖堂を後にしてランチ。ビストロみたいなところに入った。すごく美味しかったけどものすごいポーション
そして、ランスからTERでエペルネに向かうために再びランスの駅に戻る。私がちょっと迷ってしまったせいで電車の発車時間の14時ギリギリに駅に到着。しかし、電車が居ない。すでに出発してしまったのか。。。TERのチケットは事前に日本で予約していた。そのチケットはダメになってしまうけれど、エペルネに行く電車は30分間隔くらいで運行しているとカイドブックに書いてあったので、ひるまずにみどりの窓口みたいなところに並んだ。すると次のエペルネへ行く電車は約3時間後とのこと。えー。そんなわけないと思ってよく話を聞いてみると、どうやらストライキらしい。だからそもそも乗るはずだった14時の電車もストライキで運休していたとのこと。ちくしょう。
しかしエペルネからパリに帰るTERも予約済みなので、3時間もここで待つ訳にはいかない。しばし2人で途方に暮れる。ランスからエペルネまでは約30km。フランスはタクシーが安いのでタクシーで行くことにした。運転手さんに事前にどのくらいかかるか聞いてみたら、意外と安かったので、迷わず乗車。

長閑な風景が広がるところを走りながら30分くらいでエペルネに到着。

次は定番のMOET CHANDONのセラー。予想通り、TAITTINGERとは真逆で商売気むんむんで完全に観光地化されている。

こちらは見学料金が最後の試飲のメニューによって複数の種類あるのだけど、ビンテージの2種類のシャンパンが飲み比べできる一番高いやつにしてみた。TAITTINGER同様、係の人がカーヴの中を丁寧に説明してくれた。今回は私たちだけでなくて、5人くらいのお客さんと一緒に見学。TAITTINGERは本当に洞窟という感じの空間だったけど、モエシャンは非常に整備されたという印象の空間。

見学を終えて、ビンテージシャンパン2杯を飲み比べ。おつまみ無しで2杯シャンパンを飲むとけっこうくる。そしてお買い物。ここでまたしても奥さんスパーク。箱入りのビンテージのマグナムを1本と、ロゼのビンテージを1本お買い上げ。そのほかにもスワロフスキーのグラスマーカーも。
TAITTINGERで買った1本と合わせて3本のシャンパンを2人で抱えてパリに帰るという、すごい展開。しかもTAITTINGERのワインクーラーが結構かさばるし。

17時くらいのTERでエペルネからパリへ。疲れていたしシャンパンでお腹いっぱいだったので、近くで簡単に食事することに。昨日はドゥ・マゴだったので、今日はカフェ・ド・フロールに行った。フォアグラのテリーヌを食べた。美味しい!

そしてこれが今日の戦利品。幸いホテルから日本に送ることができるみたい。