うしろいけ

夜はいけばな。素馨と菊と沢桔梗をいけた。私は明日の代官山でのカレーパーティーでライブで花をいける。通常、花をいけるときは正面を向いて自分の方に花を向けていける。しかし、聴衆の前で同じようにいけたのでは、聴衆→自分→花という位置関係になり、自分の背中が邪魔になって聴衆は花が見えない。なので、偉い先生たちは「うしろいけ」といって、聴衆→花←自分という位置関係で、聴衆の人に花を向けて後ろからいける。つまり自分ではいけた花がどのように見えているかが分からない状態で想像でいける。これはすごい技能で当然私はやったことがない。いきなり完全にはできないだろうけど、一応チャレンジしてみようと思って、今日はうしろいけでいけてみた。

後ろから見るとこんな感じ。まったくどうなってるかわかならい。でも意外と出来映えが良くて先生に誉められた。うしろいけは先ほども書いたように完成イメージが自分の目で確認できない反面、いけ口がよく見えるので、花自体は挿しやすい。まだまだ華道は奥が深い。