卒論発表会

今日は卒論発表会。ウチの研究室の4年生は一部徹夜の人も居る模様。私たち先輩衆も昨夜は深夜までチェックで寝不足。

頑張った甲斐あって、みんななかなか良い出来だった。発表というのは練習すればできるようになるのだが、質疑応答はなかなか難しい。ただでさえ緊張しているところへ、教授陣の鋭い質問が容赦なく飛んでくる。その内容を即座にかつ正確に理解して的確な答えを返す。4年生にはなかなか難しい。とはいえ、みんな良く頑張った。おつかれさま。
今日は他研究室の発表も聴講。おもしろそうなタイトルをいくつか紹介。

  • 白意匠計画論 ―建築における「白」が持つ多様性について―
  • 空間とシークエンス ―ミュージアム建築における空間体験の記述に関する研究―
  • 光の系譜 ―日本現代住宅における明暗評価に関する研究―

私たちの研究室は都市解析など、いわゆる「研究」をしているので、こういう建築論的な論文は見慣れないので新鮮だ。でも、タイトルはそそられるけど中身は期待はずれだったかな。。。あまり多くは書きませんが、発表している本人がちゃんと中身を理解できてないような感じ。でも、こういうチャレンジングな論文に挑めるのはちょっとうらやましいとも思った。
夜は盛大に打ち上げ。

乾杯の後、4年生がひとりひとり挨拶。開放感に浸った笑顔の挨拶が続く中でひとり違う雰囲気の挨拶があった。研究室に入って直後に体調を崩して長期療養生活に入り戦線を離脱していた女の子。夏ごろに何とか復帰したけれど、他の学生に大きな遅れをとっていた。しかし、一生懸命頑張ったのと、修士の手厚いサポートによって、今日無事に発表を終えた。すごく礼儀正しい女の子で、この1年を振り返り、感極まって涙に言葉を詰まらせながら一生懸命、先輩への感謝の言葉を発するその様子に一同息を飲み、その直後に自然と温かい拍手が起こった。こちらももらい泣きしそうになった。直接指導していた修士の学生もちょっと泣いていた。こういうのっていいね。