KIDS DESIGN AWARD シンボルマーク(KDマーク)

デザイン : 佐藤卓
画像:キッズデザイン協議会

KIDS DESIGN AWARD シンボルマークについて 佐藤卓
円が割れて、間にKの文字が現れた形です。子どもの視点で、或いは子どもの視点を視野に入れて考えられた優れたものに与えられる賞のシンボルマークが、どのようなものであるべきか。優しく子どもを守る形をつくるのではなく、敢えて危険や不完全さを可視化することにしました。大人が気付かなかった子どもの視点を探る行為は、今までの常識を問い直すことに他なりません。シンボルマークは、この活動を象徴するものでなければならないわけです。そして、この形は、円が割れている形でもありますが、不完全なものが完全になろうとしている形でもあります。子どもは壊れやすいということ。危険を予め察知すること。不完全な子どもを対象に考えること。これらを象徴するものとして、この形を考案しました。そしてこの逆説の形に、自然・安全・静的・優しさを素直に象徴する緑色を与え、形と色の意味を対峙させてバランスをとりました。(キッズデザイン協議会)

シュレッダーで子供が指を切断するなどの事故が相次ぐ中、子供の目線でデザインされた安全・安心を向上させる製品や活動にこのマークが与えられる。
キッズデザイン協議会 : http://www.kidsdesign.jp/